遣唐使によって唐朝から持ち込まれた菓子の文化、
鎌倉時代、栄西禅師がもたらした茶の文化、
ポルトガルやスペインの南蛮菓子の渡来。
和菓子は様々な外来文化の影響を受け、
その良いところを受け継ぎながら、
発展を続けてきました。
流行りに乗って、私たちの好みや食文化は
移ろいゆくもの。伝統を守り、同時に、
新しい御菓子、食べたくなる甘味を生み出していく。
銘菓井上は、揺るがないこだわりを持って、
ひたむきに、御菓子に向き合っています。
素材
銘菓井上のある丹波は、豊かな気候、肥沃な土壌に恵まれ「丹波大納言小豆」や「丹波栗」など、大地のおいしさがギュッと詰まったおいしい素材に囲まれています。
「地産地消」、銘菓井上はそうした地元の特産品をふんだんに使った御菓子を取り揃えています。売れ筋商品の「かち栗最中」や「丹波栗納豆」では大粒の栗をそのまま、贅沢に使用。地元農家さんの協力の下、味も、見た目にもおいしい栗だけを厳選しています。
御菓子を作る技術だけでなく、素材選びにも念を入れて取り組み続ける。ひたむきに情熱を注いで1つひとつゆっくりと丁寧に紡いだ御菓子は、素材の味わいと、ふんわりと優しい甘さが特長です。
手作り
銘菓井上は機械を一切使わず、全て手作りで御菓子を作っています。
御菓子は、気温や湿度、水温などその日によって違う環境に左右され、味や食感、風味が微妙に変化します。
その中で、いつも安定しておいしいとご支持いただける御菓子をお届けするためには、長年の経験からなる職人の感覚、感性を用いて毎日、素材の配合や工程に少しずつ調整を加えてあげる必要があります。
そうして御菓子の色つや、風合いを確認し、味見を繰り返してひとつの製品を仕上げていくことで、私たちが目指す、質の高い御菓子が出来上がるのです。
手間暇を掛けて作り上げる、美味しい藝術。機械には真似のできない職人技を、銘菓井上は大事にしています。
商品開発
和菓子はその深い歴史の中で、古来より外来文化の影響を大いに受け発展を続けてきました。かつての和菓子職人たちは、伝来してきた菓子を受け入れて食して理解し、自分のものとして吸収した上で、更に新しい味や形へと昇華させてきた事が、今の御菓子の在り方を支えています。
つまり、御菓子には旧来の味や製法に執着するのではなく、良いもの、時代の変化を味方につけ、お客様が欲しい、美味しいと思う味や形を創作していく文化があります。
銘菓井上も「創意工夫」の精神を受け継ぎ、若い感性を取り入れた「ブッセ」や、ひょうご五つ星に認定された「丹波栗納豆」など、和菓子・洋菓子の垣根を超えた新しい商品を日夜開発しています。
応えること
銘菓井上には、伝統の御菓子や新しい御菓子を作るだけでなく、色々な和菓子に親しんできたからこそ、ご提案ができることがたくさんあります。
例えば、こだわりのもち米や、小豆を使用したお赤飯。おめでたい場所やご進物にお使いいただける紅白饅頭。さらには、日頃の感謝を伝える「ありがとう」の焼き印が入ったどら焼きなど、ふとした時に、あったら嬉しい商品、お客様のご要望に応じた商品をご用意いたします。
そうしたお客様のお声、お気持ちに「応えること」を大事に、今日も営業を続けています。